運は天にあり

内省の記録

上西議員のこと

上西議員が方々で叩かれてる。ツイッターでサッカーチームの批判をしたとかで、ひどく怒ってる人たちがいるらしい。ネットは炎上し、ワイドショーでも盛んに取り上げられていた。

 

騒ぎのもとになったツイートを見てみたけれど、とても気にするような内容とは思えなかった。もっと酷い言葉はネットのあちこちに転がっているし、なにより議員を攻撃する言葉の方が聞くに耐えないものばかりだ。意識の高い説教好きの人たちって、どうしてこう鬼の首を取ったようにヒートアップするんだか。上西さんが別のツイートで、例えば「おはようございます」と呟いただけで、山のような罵詈雑言が降りかかってくる。もう、売り言葉に買い言葉の範囲を遥かに超えている。ここまでくると、当のサッカーへの関心とは違う、別の要素が含まれているのは間違いないと思う。

 

税金泥棒と怒る人たちがいる。この怒りは、本当に中身のあるものなのか怪しいと思ってる。実際、税金の話でそこまで怒ることが出来るものだろうか? 勤め人だったら、ふつう源泉徴収で天引きされてるから、税金納めてる感覚なんて少ないと思うけどな。国家規模のお金の話になると、数字が途方もなくて実感が掴めないし。実感出来る怒りというのは、上司が憎たらしいとか、そういう卑近なものではないだろうか。不公平に金を納めさせられているとしたら、差別だから怒るのも分かる。けど、税金なんてみんなが払ってるもの。人間の感情が、こんな抽象的なことで動くものだとは思えないな。

 

巨悪は表に出てこないし、搾取はもっと大きな権力の下で行われてる。そんなことは、皆んな分かってるはずなのに。上西さんへの批判には、ブスとかデブとか容姿を中傷する言葉が多い。残酷なことに、中学の頃の酷いあだ名を晒し、嘲笑するような記事もあった。ミソジニー権威主義、いじめの臭いがあちこちから漂ってくる。ワイドショーやネットの騒ぎの正体は、こっちにあると思ってる。

 

議員は、批判を受けてもどこ吹く風のようでいるから、見ていて辛いものがある。嫌われるってのは、相当負担になるものだよ。ましてこれだけ多くの人から。自分で平気に感じていても、内面には見えない痛みがどんどん蓄積されていく。奔放な言動の数々が、どうしても自傷行為に見えてしまうのだ。