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参禅の日々

早朝坐禅に参加するため早起きをしていたら、5時半起きが普通になった。前の会社では残業が多くてとてもこの時間には起きられなかったけれど、今は何とか続けられている。転職してから2ヶ月、段々と新しい生活に慣れてきた。

 

色々な禅寺を巡っているのだけれど、寺によって様々な教え方をしてくれるので大変勉強になる。とある近所の禅寺では、坐禅をするのは何かを得るためではなく、捨てるためなのだと教えてもらった。白隠か誰かの言葉らしく、坐禅は心のゴミ捨て場なのだそうだ。言われてみればすごく納得できる話で、坐禅が終わった後に清々しい気持ちになるのは、心がゴミだらけだからに違いない。人生の節目節目でゴミを出しそびれていて、心の中に持て余してしまっている気がする。でも、今となっては捨てる場所がなかなか無いのだ。

 

坐禅をする時に心がけるのが、調身・調息・調心の3つ、すなわち身体と息と心を整えることだ。頭は使わないし、3つのうち2つは肉体を動かすものだから、とてもわかりやすい。頭で考えることは、今まで散々繰り返したけれど、思考が堂々巡りになることが多くてダメだった。まともな人間らしさを取り戻すには、肉体を使うことが一番なのだと分かった。警策で叩かれる体験もしたけれど、痛いというよりも生きている実感がして嬉しかった。