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退職願を出し損ねる

先日、退職願いのメールを書いていたのですが、そんな日に限って心を揺さぶるような出来事がありました。何ということも無いのですが、最近新しく入ったチームのメンバーの人から、いつも助かっていますというお礼のメッセージを頂いたのです。その方によると、分からないことを質問した時、同じチームのAさんは良く分かっていないので聞いても要領を得ない答えばかりだし、Bさんは忙しそうで碌に答えてくれないとのこと。

 

確かに、今のチームの人は外様に対して厳しい。Aさんというのは不勉強な人で、仕事の事を良く分かっていない。しかし、プライドだけは人一倍高いので、質問をされても分からないとは言わないし、そうかと言って解決のために一緒に考えることもせず、持って回った言い方で至極当たり前のことだけを言って責任を回避しようとする。良く言えば自分の事で精一杯の人ですが、悪く言えば他人の利益を慮らない、自分の事しか考えない人です。Bさんというのは一応リーダーなのですが、無精な人で、チーム全体で生産性を上げようという発想が全くない人です。だから、わからない事は一緒に考えて解決していこうという風にならず、ともすれば自分の事は自分でやれという態度をとりがちです。初対面の人や新人に対しては、不器用なせいもあるのか、けんもほろろな態度をとるので、周りも質問をしづらい。

 

私は普通に誠実に対応しているだけだったのですが、思いやりのないチームなので、その方にとっては大きな助けになっていたらしいのです。これを言葉で伝えてもらえるというのは嬉しいですね。そして、他人のことを慮っていたら、それを見ていてくれる人もいるのだという励みになりました。

 

自分が思っていた以上に、実は見えない所で信頼は積み重なっていたのかもしれない。しかし、自分はもうここを去らなければならない。ちょっと気持ちが揺らいだので、一旦退職メールの送信を留まりました。

 

今の自分の居る場所の悪口を言うのは、あまり感心しないことだというのは分かっていますが、それでも悪いことは悪い。つい最近、同じチームから2名の休職者が出ました。ストレスで円形脱毛症になってしまった人もいます。心無い人が多いから、こうして犠牲になる人が出てきてしまうのです。自分のホームで威張り腐っていられる間は良いですが、いつかアウェイの場所に派遣されることもあるでしょう。そういう時に、かつて助けてあげた人から助けてもらったりとか、巡り巡って良いことがあるかもしれない。そう考えれば、相互扶助の精神をもって、特に立場の弱い人に対して配慮してあげるのが良いのですが、目先の気まずさが嫌さに、ただただ冷たく異分子扱いする。こういう事が続くから、今の会社は、良い人や優秀な人ほど辞めていってしまうのですよね。

 

こんな所でも3年居ると、ささやかな人情があったり思い出もあったりするので、後ろ髪を引かれる思いはあります。しかし、今の社内の空気は詮ずる所トップによって作られたものなので、その空気に従えない以上は去るしかない。散々悩んで考えて来たことなので、今更後に引くことも出来ません。来週は必ず、退職願いを出してきます。そして、ただでは辞めないつもりでいます。