運は天にあり

内省の記録

悪の魅力

とある任侠映画で見た印象的なシーン。 任侠団体の事務所でごねるケバケバしい婆さん。覚醒剤の売人をしていたが、よその団体にシマを荒らされて困っているという。親分はまあまあと宥めるが、婆さんは親分を激しく詰る。あいつらを何とかしろ、それが出来な…

人間への畏れ

とあるラッパーの話で、とても共感出来る話があった。 このラッパーというのは、いわゆるギャングスタ系のラッパーで、ゲトーでの生活やそこからの成り上がりを歌にして歌っている人である。前科もあり、黒いつながりもあり、ラッパーにならなかったらその筋…

頭の良さ

「私、頭悪い人嫌いなんで」 ある時、同僚がつぶやいた言葉。こんなことを言う人だとは思っていたが、まさかこんなにはっきり言うとは思わなかった。 怒りや嫌悪感よりも、何よりも悲しい。人間の愚かさの罪が悲しい。どうして、こんなことを言えてしまうの…

強さ

強さとは何だろうか。色々な強さに憧れを持ちつつ、強さの裏を見て幻滅を味わううち、強さとは何なのかが分からなくなる。しかし、金を稼ぐ時にも人を評価する時にも、何かと使われがちなこの言葉は、生きていく上でどうしても避けることが出来ない。何をも…

飲み会

先日、会社の飲み会に参加した時のこと。まだ11月ながらイルミネーションに飾られた街中の、とある焼肉屋にてその飲み会は行われた。主賓は、今月50歳の誕生日を迎えるという人。コース料理の肉を囲んで、皆でその人を祝う。肉は美味しかったし、人も多勢集…

否定形を使わない

他人の会話をよそで聞いていて、そんな言い方しなくても良いのにとか、もっとこう言えばいいのにと思うことがある。話の中身というよりも、言葉の選び方とか返事の呼吸とか、そういうちょっとした所が良く気になる。 気になる言い方には角がある。わざわざ摩…

泣いて馬謖を斬る

この故事のことを、最近よく考えている。三国志が好きだったので、言葉自体はずっと昔から知っていた。しかし、それは知識として知っていたというだけであった。最近になって、この言葉を生きた実体として捉えられるようになり、その意義をより進んで考える…

人望

新しい仕事を見つけ、半年が経ち、暮らしはいよいよ落ち着いてきた。季節も気づけば秋になる。飽きることなく今の仕事を続けられたのは、やはり人間関係が一番大きい。探り探りの時期を終え、一緒に働く時間を過ごし、職場の人たちとはほど良い距離感が出来…

仕事の仕方

人を動かすのは難しい、と改めて感じる。 最近新たに職場に入った若い男の人がいる。まだ未成年の大学生で、ここでは仮にTと呼ぶ。Tはとても優秀で、知識も多いし仕事もでき、どこで学んだか知らないが、教えてなくても一通り、作業をうまくこなしてくれる。…

人との付き合い方

他人の生々しい自意識に直面したとき、どのように振る舞えば良いのだろう。 最近、他人と話す機会が増えた。飲み会で話したりとか、仕事の合間に世間話をしたりとか、そういう時間が多くなった。前は仕事のこと以外全く話さなかったけれど、今はもっと違うこ…

責務

バイト先に新しく、人が二人やってきた。ともに若く、一人はスーパーの仕事もしてる二十代の女性で、もう一人はまだ未成年の大学生だ。こないだ面接に来てたあの人かと、思えば今はもう机を並べて働いている。職場の空気も若返り、変化で人も活気づく。 年長…

反省

色んな悪いことが重なり、大人気ないことをしてしまった。 人に気を遣わせるより自分が気を遣う方が楽だから、普段はちょっと嫌なことでもスルーできる。 ただ、何だかんだ消化は出来ていなくて、余裕がなくなると積み重ねが一気に来る。 それだけ見れば些細…

言葉は無力

最近、ほとんど本を読まなくなった。音楽は聴いてる。ネットもしてる。けど、活字を本で読むことがない。機会もないし、読む気も起きない。気持ちが書物から、だいぶ遠のいてしまっている。 知ることは確かに大事。けど、知ることと能うことは別だし、知識と…

人を知る

この前の飲み会で、色んな人と話しをした。初めて話しをする人も沢山いた。話してみて、この人はこんな人だったのかと新しく知ることもあり、色々と思うことがあった。人を知るということについて、考えていることをまとめたいと思った。 私自身が良くも悪く…

生きる意味

バイトを始めてから数ヶ月。仕事もなれ、職場にもなれ、焦りや不安を感じることも少なくなった。居心地もよく、飲み会なんかもふつうにいってる。はじめて、居場所というものができた感じがする。 複雑な心境だ。環境は良くなったのだけれど、素直に受け止め…

会食

夜、バイト先の人たちに食事に連れて行ってもらった。場所は六本木、高そうな寿司屋で、思わず恐縮してしまうような店だった。 狭い店内では、カウンターを囲んで常連の客たちが管を巻いている。大将が愛想よく受け答えしている。客のオーダーに応じて、ちょ…

伝える

職場に若い子が来ている。素直で感じの良い子に見える。仕事ではまだまだ失敗もあるけれど、意識が高く勉強熱心だ。しばらくして、話をするようになった。それから、一緒にお昼を食べに行ったりして、話をする機会も多くなっていった。 自分より若い人と接す…

悔恨と懺悔

悔しさに打ち拉がれる。生活が落ち着いて来たせいで気が緩んでしまった。 気持ちが乱れた。悪い考えに囚われた。はっきり言って、悪い癖が出た。何を今さら、こんなことを……反省してもしきれない。 自分の無力さ、卑小さばかり思い知らされる。与えられたも…

得意なこと、苦手なこと

一ヶ月ほど前に、病院で心理検査というものを受けてきた。絵の中の間違いを探したり、積み木を使って指示された形を作ったり、言葉の意味を答えたりと、色々なことをテストする検査だった。カウンセラーに一対一でやってもらい、全部終えるまでには3時間以上…

金が尽きた

心療内科への通院と、禅寺での座禅の日々をここ数ヶ月送っていたが、貯金が尽きてしまった。このままでは家賃が払えなくなる。危機感を感じはじめたその矢先、アパートの契約更新で10万ほど入り用になり、窮地に追い込まれた。 毎週末の競馬で多少あぶく銭を…

生きるということ

先日、心療内科へ行ってきた。レクサプロとロゼレムという薬を処方してもらい、飲んでいる。近頃、悪夢にうなされることが多かったのだけれど、薬を飲み始めてから少しマシになって来た。 今回行ったのは、初めてのところ。心療内科自体には、何年も断続的に…

雨宮処凛『生き地獄天国』

生き地獄天国―雨宮処凛自伝 (ちくま文庫) 作者: 雨宮処凛 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2007/12/10 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 43回 この商品を含むブログ (14件) を見る 久々に魂を揺さぶられたような感じ。すごい本だ。 雨宮さんのことを知…

会社辞めた

退職。一年ほど勤めた今の会社を辞めた。もともと自分のやりたいことではなかったので、やることやって義理を済ませて、さっさと縁を切ってきた。これ以上、ここの人たちと関わってられない。 辞めると言い出したとき、上司が色々と言い訳をしてきた。同じチ…

言葉と人

ショックな光景を目にしてしまった。ツイッターで、社会問題についてのツイートをよく見ているのだけれど、ちょっと自分の感覚では信じられず、どうにもやるせなくなってしまうことがあった。 法律の知識が豊富で、弁の立つ人がいた。その人は、とある社会問…

生きづらさについて

先日、街なかで見かけたチラシに惹かれ、とある講演会に行ってきた。雨宮さんという、貧困問題に取り組んでいる作家さんの講演だった。テーマは、生きづらさ。雨宮さん自身の人生のことや、生産性至上主義の息苦しさのこと、自殺のことなど、生きづらさに関…

心に残る言葉

先日の占い師との会話を今も思い出している。占いが初めてだったので新鮮に感じる言葉もあったし、長いこと話をしていたので、印象に残る言葉もあった。中でも深く心に残るのは、自分に対する言葉よりも、その人自身の生が宿った、ふと溢れ出るような言葉だ…

宿曜との出会い

数ヶ月前、近所に占い屋が出来た。通るたびに気になっていて、いつか行ってみたいと思っていた。なかなかきっかけが無かったのだけれど、最近、占って欲しいことが出来たものだから、思いきって店に入ってみた。 占いをしてもらうのは初めてなので、事前に店…

IQと人間性

『アルジャーノンに花束』を昔読んだ。知的障害をもつ主人公が突如天才に変わり、主人公の見える世界や、周りとの関わり方が、大きく変わっていってしまう物語だった。この物語では、IQの違いから生まれる断絶が問題提起されていた。 先日、後輩が左遷された…

怒りの感情について

Twitterで社会問題に関するツイートを見て思っていること。怒りという感情は、実はとても大事な感情なのではないかと思う。 同じ問題について、同じような言葉を話すにも、言う人によって全く聞こえ方が違うことがある。ある人の言葉は心に響くのに、別の人…

『悪童日記』という物語を読んでから、登場人物たちの真似をして自分も感覚を殺そうと思い立ち、最近、手のひらを火で炙ったりしている。 物語を読んだのは半年ぐらい前のこと。戦争の最中に育つ幼い双子が、虐待に耐えるため、互いを殴ったりナイフを突き刺…